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校長挨拶

 本校に着任して、外から見て感じていたことと大きく異なることがありました。それは、いたるところで礼法指導や生徒の心を磨く取り組みがなされていることです。始業式の日、前に立った私への礼の美しさに驚きました。次に、私の話を聴く生徒の態度に感心しました。これは日常の指導の成果だったのです。
 授業の始まりと終わりの礼は、起立し、椅子を机の下に収めて「ありがとうございました」と言った後で頭を下げるという形が全校で取り組まれています。また本校では、清掃を「耕心」と言います。耕心の10分の時間は、まずそれぞれの場所で1分の黙想を行い、その後9分間無言で作業をします。作業は労働ではなく、場を清めながら自らの心を耕す取り組みなのです。
 本校は進学実績も部活動も生徒の学習指導に対する満足度も高く、だからこそ本校でしかできない、他校が真似のできない取り組みができると考えています。また、それをすることが、更に高いレベルの学校作りにつながると思っています。
 私は始業式の話で、リンカーン大統領が演説で語った言葉を借りて「生徒の、生徒による、生徒のための学校」づくりを呼びかけました。そして同時にケネディー大統領の言葉を借りて「学校があなたのために何ができるかを問うのではなく、あなたが学校のために何ができるかを問いなさい。」と投げかけました。生徒が主体的に学び活動する学校がそこから生まれてくると思いますし、更に高いレベルの学校はこの線上にあるのです。

宮崎西高等学校・附属中学校
 校長 児玉 淳郎

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